ときめきマシンガン

夢見がちな性格なので教えてほしい

Sexy Zoneの未来が楽しみすぎて幸せしかない(「Sexy Tour 2017 STAGE」最高だったねの話)

Sexy Zoneの5周年ツアー「Sexy Tour 2017 STAGE」、幸せすぎた。あ~楽しかった。3月末に名古屋で、5月初めに横アリで見て、どっちも本当に幸せで話したいことがありすぎる。

めっちゃ好きだな、このグループが。もっと高くまで飛ぶところを、遠くまで辿り着くところが見たい。未来明るい!

今セクゾ推すの、めっちゃ楽しいよ。絶対すごい景色が見られるよ。Welcome to Sexy Zone

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口を開けばポエムしか出てこないのだけど、せっかくなのでもう少し大きな感想を書いておく。ときめきは存分にTwitterで吐き出した。セトリの詳しいことは、みなさんが書いてくれるだろうからもっと雑雑とまとまらない話。


私がSexy Zoneを好きになった入り口はスーパー単純で「初めて見たジャニーズ単独グループのコンサートがこの人たちだったから」なんだけど、あの時出会ったの正しかったな、と何度でも思う。運命とまでは言わないけど、神様は優しい。その最初の思い入れも含めて、やっぱり特別に好きだ。

コンサートがあるといつもその思いを深めるけど、今回のツアーはさらに強く思った。「薔薇を背負った王子様集団」のイメージを明らかに更新しようとしてて、しかも光明が完全に見えていることに興奮した。エロとセクシーは違うってことにマジで正面から向き合おうとしている気概!!


Sexy Zoneのいいところって、身も蓋もなく率直に、まずパッとビジュアルだと思う(120%褒め言葉です)。顔がきれいで頭身が高い。だからこそ逆に、普通にアイドルっぽい格好をしてるだけで過剰にドレスアップしてるように見えて、その輝きっぷりが不利になることもあるよな……とも感じていた。「キラキラジャニーズアイドル」の王道っぽく見せ続けても、正直今やファンのパイ少ないよね、そりゃ。

なので、私個人は彼らの現実離れした圧倒的な天上人っぷりも大好きだけど、この美しさをもっと今の時代にフィットした形に見せるにはどうすりゃいいんだ~~!と思ってた。5人それぞれタイプが違う美貌だし、目指してる“カッコよさ”も趣味嗜好のバックグランドも性格も全然違うし、そんな子たちをまるっと包む「王子様集団」に代わるコンセプトって何?


って悶々としてたんだけど、去年のツアーの「Love Confusion」で、こ、これじゃん!?ってなった。センターステージで椅子を使ったパフォーマンスで、カラフルなスーツに身を包んだ5人がそれぞれ違う方向に目線を向けながらそれぞれのやり方で甘い気怠さを出すのが本当~~に夢に見るくらい好きで、個人的にはビリビリきた。

そこで降りてきた。ビジュアルも性格も嗜好もバラバラと思ってた5人の共通点、「品のよさ」だったのか!

中島健人くんの脳の構造から凡人から違うナチュラルボーン王子様っぷりと、菊池風磨くんの何もこじらせてない根っからのリア充気質ならではのイケイケ感とピュアさの同居したイマドキさと、佐藤勝利くんが国宝級に美しい顔を自覚してセンターであり続ける気概と、松島聡くんの荒削りだけどどんどん垢抜けていく、楽しさがこっちまで伝わってくる素直さと、マリウス葉くんのガチで生まれが高貴な人間が持てるノーブルさと本気の人類愛、全部ひっくるめて「品がいい」という言葉で言える……!

その「品のよさ」に、ジャズ路線がめっちゃ映えるわけです。ジャジーでメロウな曲にそれぞれの解釈で色気を足していくの、すごく美しく見える。バラバラな個性がきれいに溶け合う。ああ、この世界観でもう少しやってほしいなって思った。うまくいえないけど「こっち側」をもっと深掘りして見せてほしいなと思った。


そのぼんやりしたものが叶った感じがしたのが今回のツアーだったのだ。

「Love Confusion」もセトリに入っている上に、最新シングル「ROCK THA TOWN」のカップリング曲「Slow Jam」がこの路線を踏襲していてあまりにあまりに最高だった。5人それぞれが違う部屋で違う誰かのことを想っているような演出(※個人の解釈です)、みんな脳裏に違う誰かを浮かべながら、ダンスのニュアンスの付け方も違うのめっっちゃよくないですか……?

ちゃんとね、エロスじゃなくてセクシーなんですよ。えっ、グループ名に込められた意味ってそういうことだったの?今ここで、5年経ってようやく、根幹に立ち戻った。「セクシーってなんなの?(笑)」っていう半笑いの視線を何度も何度も何度も向けられたであろう彼ら自身がその魂に真剣に向き合おうとしているの、マジでエモい。すごい。

このお洒落なジャジーな曲をこのタイミングでぶつけてきたこと、ステージの上であんな風に使ってくれたことが、少なくとも私は本当に幸せだった。Sexy Zoneの未来、信じるわ。信じられるわ。絶対ここに光明あるよ。

しかもね、最新シングルのMV撮影でハワイに飛んだ時、空港に着いた彼らはどこよりも先にBLUE NOTEに連れていかれてるんですよ。ジャズをたっぷり聴かせて、一人ずつ楽器の手ほどきをうける時間まで作ってもらってるんですよ。ありがとうございます、ポニーキャニオンさんも信じるよ!!信じさせてくれ!!

(「ROCK THA TOWN」初回B盤の「Special Document Movie in Hawaii」です)

ROCK THA TOWN 初回限定盤B(DVD付)

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かくして風磨くんの言うコンセプト「大人の余裕」は私の中ではこうつながった。本人たちがどう思っているかはわからないけど、ファンが好きな曲、美しく見せてほしいと思ってる曲って、彼らのそれとそうズレがないんだなって信じられるセトリだった。

今回、ツアー演出を初めて任されている風磨くん自身が雑誌やラジオでどう語ってきたかはここに詳しい。

vivifm.hatenablog.com

「菊池の好きな世界観って、ソロ曲とかのイメージでいくと、こういう感じだからこうなっちゃうんじゃないかと不安に思ってる人もいると思うんだけど、俺そのままで来てほしい」

「俺ね5人、セクシーゾーン5人を魅せる自信がめちゃめちゃあって。実は」「知らなかったでしょ?誰にも言ってなかったんだけど」「(自分が自分が、じゃなくて)誰々の良いとこを見せたりするのが結構好きで」

って言ってるの最高すぎる。誰よりもアイドルらしさ、Sexy Zoneらしさから背を向けてきたようにすら見える風磨くんが!

きっとこれまでの彼のフラストレーションは「俺の好きなテイストじゃない」だけじゃなくて(もちろんそういう気持ちがあった時期もあると思いますが!)「もっとこういうものが俺“たち”には似合うのに」があったんだろうなって感じる。ああ、言えるようになって、よかったね。そしてゼロから自分たちで考え直して作り上げたものがこれだけいい反応で、たっくさんの人に褒めてもらえて、彼自身も5人全員も本当に自信がついただろうな。


あとですね、今回のツアーは「この人たちはジャニーズ一強が崩れたあとの時代の人なんだな」って強く思った。

最近、昔ジャニヲタだった同世代や10代の子たちと話していて思うけど、ある時期まではジャニーズが当たり前のように届いていた人たち、今K-POPLDHを見てるし、絶対に分散してる。K-POPなんて特にそうだけど、一度その界隈を見るようになるとそのジャンルの中で目移りするんだよね。新しいグループどんどん出てくるし、曲もダンスもかっこいいし(本当にMVが楽しい)(ジャニーズ、いい加減ネット解禁してくれよ!!)、女子も男子もいるし、見るものたくさんあるわけです。

そんな中でジャニーズに「振り向かせる」のってすげえ大変だと思うんですよね。ともすれば、古いしダサいくらいになってるかもしれない。その巨大すぎる看板が。きっと彼らは自分の同世代を見て私よりもっと強く危機感を感じているだろうな。

なので、他のジャニーズとの差別化じゃなくて、もっと広くいろんな娯楽やエンタメと戦わなきゃいけないって思っているように見えた。ベンチマークLDHK-POPや女子ドルのように感じた。

本人たちの音楽の好みがバラバラなのも、きっとそういう戦い方をするなら強さになると思う。たくさんいろんなものを見て、よかったもの、好きだったものをお互いに共有して、吸収して、掛け合わせて、ジャニーズって看板を大いに使って魅せて、同時にその看板を敬遠している人にもいつか届くほどの強度になればいいなと本当に思う。


ツアー序盤に名古屋で見た時に、5年間の懺悔や謝罪のような言葉がわりと多くて、正直少し悲しかった。そんなこと言わないでよ(怒)というより、彼らの口からそんなこと言わせてしまうことに凹んだ。私は常に今のSexy Zoneが好きだし、何かを我慢して好きでいたわけじゃないのに。でも、1ヶ月半経った横アリでは随分そんなことなくなってて、これからの未来を一緒に見ようね、信じてついてきてね、という比重が増えていてハッピーだった。そうだよ、それでいいよね、今回初めて見てくれた人がこれからも目をかけてくれますように!

だから、ええと、とにかく……Sexy Zoneさん売れてくれ!!!2017年の5周年のツアー、本当によかったよね、って何年かあとにビールを飲みながらオタクとめそめそしたい。号泣する準備はできている。頼むよ。


横アリのステージに立つ勝利くんが「僕はこの5人でみなさんを何十年も幸せにしていく自信があります、だから何十年先までよろしくお願いします」って真剣な顔で言い切ったのに震えた。

勝利くん、こんなに長いスパンでこんなにハッキリと強い言葉を紡ぐ人だっただろうか。少なくとも適当な思いつきをこんなタイミングで口にする人じゃない。プロポーズみたいだ。凄みすら感じた。言い切れるくらいの手応えがあったのかもしれない。だとしたらうれしい。未来まだまだ長い。


あ~~~Sexy Zone、めっちゃ楽しいな。
今セクゾ推すの、めっちゃ楽しいよ。絶対すごい景色が見られるよ。Welcome to Sexy Zone


wink-killer.hateblo.jp